40代女性は1か月に何キロ落とせる？無理なく痩せるコツと適切な減量体重

年齢を重ねると、新陳代謝の低下などが理由でなかなか痩せにくくなってしまいますよね。

無理なダイエットは体を壊したり、リバウンドしやすくなったりする原因にもなります。

40代女性の場合、1か月に何キロ程度落とすのが適切なのでしょうか。無理なく体重を落として綺麗な体を目指すコツと一緒に解説します。

1か月の減量の目安は体重の5％まで

1か月の減量の目安は、体重の5％までが適切と言われています。

50キロの人なら1か月で2.5キロ、60キロの人なら1か月で3キロまでです。
自分の体重から、5％はどれくらいかを計算しましょう。

これ以上の減量を目指すと、体を壊してしまう可能性があります。
きれいな体を目指した結果健康に支障をきたしては本末転倒ですよね。

また、40代に入ると新陳代謝が低下し、痩せにくい体になっていきます。

思うように体重が落ちないことをストレスに感じ、メンタル面に悪影響が出る可能性も危惧しておきましょう。

巷には「1か月でマイナス10キロ！」など、大幅な減量をうたうダイエット方法やダイエット商品が多数ありますが、体重の5％以上の減量は体に悪影響を及ぼす可能性があります。

その原因を解説するので、無理なダイエットを考えている方は以下の点も考慮してみてください。

急激なダイエットは、リバウンドの原因になる可能性が高いです。

一気に体重を落とすためには、過度な食事制限をする必要があります。
食べる量が減れば一時的に体重を落とすことは可能ですが、その後の維持が難しくなります。
普通の食生活に戻せば当然体重は戻るため、リバウンドを何度も繰り返してしまうでしょう。

リバウンドを繰り返すと、体はカロリーを貯めこみやすくなり、どんどん痩せにくい体になってしまいます。

健康的にきれいに痩せて、体型を維持するためには、無理のないペースでのダイエットがおすすめです。

急激な体重の低下は、ホルモンバランスの乱れを招きます。

食事制限によって得られる栄養が少なくなると、体は最低限の生命機能を維持しようとします。
その結果、ホルモンバランスを保つことがおざなりになり、心身ともに悪影響が出ることもあります。

ホルモンバランスが乱れると、疲れやすくなる、肌荒れ、薄毛、ヒステリー、ノイローゼ、むくみなどを招き、体重は落ちても不健康で見た目より老けて見えてしまう可能性も。

40代の女性の体はただでさえホルモンバランスが乱れやすい時期なので、無理なダイエットは控えましょう。

40代女性がスムーズに体重を落とし、きれいな体を目指すためにはどのような点に注意すればいいのかを解説します。

やみくもに体重を落とすことばかりに注目するのではなく、自分に合うダイエット方法を見つけましょう。

まずは目標体重の設定です。

先述のとおり、1か月で無理なく落とせる体重は現在の体重の5％程度。
生活習慣によっては、5％の減量が難しい場合もあります。

短期間でのダイエットを目指すのではなく、3か月、半年など、目標体重に応じた無理のない期間を設定しましょう。

カロリーをしっかり計算することで、食事や運動の量を調整しやすくなります。

脂肪を1キロ落とすためには7,200キロカロリーを消費する必要があります。

1か月で1キロ落としたいのであれば、1日に約240キロカロリーを消費するか、240キロカロリー分摂取カロリーを抑えなければなりません。

240キロカロリーを消費するには、1時間以上のウォーキングや30分以上の水泳が必要です。毎日運動する時間を確保できない方は、摂取カロリーを抑える方法を考えましょう。

ダイエットと聞くと過酷な食事制限をイメージする方も多いですが、食事だけでなく運動も取り入れて、バランスよくダイエットを進めましょう。

食べる量は同じでも、野菜をメインにしたり、油や調味料を抑えることで、摂取カロリーを少なくすることは可能です。

また、エスカレーターではなく階段を使う、1駅歩くなど、無理をせずに取り入れられる運動もあります。

適度に運動することで血行がよくなり、筋肉が刺激され、引き締まった健康的な体を目指しやすくなるメリットもあります。

ダイエットは体重ばかりを気にしてしまいがちですが、体重ではなく見た目を意識することも大切です。

体重は人目にはわかりませんが、体型はよくわかります。

筋肉は脂肪よりも小さいものの重量があるため、同じ体重でも、筋肉が多い人のほうが引き締まって見えます。

毎日できる簡単なストレッチや運動で筋肉を鍛えつつ、体重に縛られない、見た目重視のダイエットを取り入れてみましょう。

ダイエット前に体の気になる部位のサイズを記録しておくと、変化がわかりやすいですよ。